--------------------------------------------- http://biz3.co.jp/ ----------- 【Biz3マガジン】2011年12月号 ◆機能安全規格ISO 26262の読み方◆ ---------------------------------------------------------------------------- 発信日◇2011年12月27日(火) 発信元◇ビジネスキューブ・アンド・パートナーズ株式会社 ==<<目次>>============================== 【1】<> 今月のキーワード:『機能安全規格ISO 26262の読み方』 【2】<> 2012年1月以降のトレーニング 【3】<> Automotive SPICE のeラーニング販売開始 ====================================== ---------------------------------------------------------------------------- 【1】<> 今月のキーワード:『機能安全規格ISO 26262の読み方』 ---------------------------------------------------------------------------- 2011年11月正式発行された自動車の機能安全規格ISO 26262は、第1部から第9部 で構成されています。(ISO 26262は、第1部~第10部の全10部構成で作成されてい るが第10部は2011年12月時点では未発行となっています。) ISO 26262の範囲は多岐にわたり、国際規格独特の表現が使われていることもあって、 ISO 26262をどのように活用すればよいかわからないといった声がよく聞かれます。 そこで、今回のメールマガジンでは“ISO 26262の読み方”について、簡単に解説い たします。 本規格の第2部~第9部に共通する基本構成は以下のようになります。 1 Scope(本規格の適用範囲を規定) 2 Normative references (本規格が参照している引用規格) 3 Terms, definitions, abbreviated terms (用語、定義、略語) 4 Requirements for compliance (規格適合性の要件) 4.1 General requirements (規格要件) 4.2 Interpretations of tables (表の解釈) 4.3 ASIL dependent requirements and recommendations (ASILに基づいた要求事項と推奨事項) ~~~~~ 以降は各条項の本文 ~~~~ X Title of each clause (条項のタイトル) X.1 Objectives (条項の目的) X.2 General (条項の概要) X.3 Inputs to this clause(条項の入力情報) X.4 Requirements and recommendations (要求事項と推奨事項) X.5 Work products (作業成果物) ~~~~~ 以降は各Annex ~~~~     上記のような構成の中では、どこが必須となるのでしょうか。国際規格では一般 的に記載内容が【normative】と【informative】に分かれます。【normative】は、 規格として必ず守らなければならない要求事項を示しています。一方の【informat ive】は、基本情報および推奨事項を示しています。 上記の内では、X.4,X.5が【normative】、X.1,X.2,X.3が【informative】と単純に 捉えることが出来ます。  しかし、その中にはさらにそれぞれ要求に対する強弱が存在します。 その強弱は、規格に記載された英文の助動詞の使い方から判断することができます。 その代表的な表現には、“shall”,“should”,“may”があります。“shall”は、 もっとも強い要求事項であり、必須と解釈することができます。“should”は、強 い推奨事項となっており特別な条件(明らかに適用できない場合など)を除いて 適用が求められます。”may”は、弱い推奨事項となっており、出来るだけ従うこ とが望ましいが他の適切な手段を用いて同等の目的を達成しても構いません。  さらに、本規格の要求事項、推奨事項としては目標となるASILに基づいて出さ れるものがあります。これは各条項の中にそれぞれ記載される形式になっており、 “++”,“+”,“o”で指定されています。“++”は、強い推奨を意味しており、実 質的には必須要求事項となります。“+”は、推奨事項となっており上記の“may” と同等の扱いになります。“o”は、要求事項としては対象外となります。  また、X.4に要求事項、推奨事項が書いてありますが、各条項に特化した内容に なります。要求事項、推奨事項に関する項目が、各条項に記載されている中でもっ とも重要な内容となります。  規格本文以外では、各部にAnnexが付属しています。そのうち、Annex Aは各部の ガイドライン的な要素も含めた要約であり、本規格を読み始めるにあたって最初に Annex Aに目を通すと全体を理解しやすいのではないでしょうか。Annexの数は、各 部によって違いますがAnnex B以降は補足要求事項として記載されており、それぞれ 【normative】【informative】として扱われます。 以上のように、国際規格の基本的な読み方を理解したうえでISO 26262を読み進めて いくと、より効率的に規格の理解を進められるのではないでしょうか。 今後のメールマガジンでも引き続きISO 26262の解釈などをご紹介していきたいと 思います。 ---------------------------------------------------------------------------- 【2】<> 2012年1月以降のトレーニング  ---------------------------------------------------------------------------- 2012年1月以降にBiz3本社で実施するセミナー、トレーニングのスケジュール は以下の通りです。お早めにお申込ください。 ◆アセッサー育成支援コース 2012年4月2日(月)~5日(木):内部アセッサートレーニング 2012年4月2日(月)~6日(金):iNTACS認定 Provisional アセッサートレーニング 詳しくはこちらをご覧ください。 http://biz3.co.jp/seminar ---------------------------------------------------------------------------- 【3】<> Automotive SPICE のeラーニング発売開始 ---------------------------------------------------------------------------- Automotive SPICEのトレーニングコースが、株式会社システム・テクノロジー・アイ よりeラーニングコースとして12月21日に発売されました。コースの詳細情報とお申 込みにつきましては、以下のサイトを御覧ください。 来月以降は、ISO 26262トレーニングシリーズのリリースを予定しております。 ・発売されたコースの名称 iStudy for Automotive SPICE プロセストレーニング(ベーシック) iStudy for Automotive SPICE プロセス-能力レベル1-(管理・支援系プロセス) iStudy for Automotive SPICE プロセス-能力レベル1-(システム系プロセス) iStudy for Automotive SPICE プロセス-能力レベル1-(ソフトウェア系プロセス) ・コースの詳細情報とお申込み http://www.systech-i.co.jp/www/cms/elearning/ ★次回は1月27日(金)の発行を予定しています。 ***************************************************************************** 発行元:ビジネスキューブ・アンド・パートナーズ株式会社 http://biz3.co.jp/ 〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-13-1 フジキカイ広尾ビル5階 TEL: 03-5791-2121(代表)    FAX: 03-5791-2122 ***************************************************************************** ★本メールは、Biz3のイベントやセミナーにご参加・ご登録頂き、お知らせをお送り することにご了承頂いた方、メールマガジンの申込みをされた方、または弊社関係者 がご挨拶し名刺交換をさせて頂いた方にお送りしております。 ★配信のお申込みはこちらからお願いします。 http://biz3.co.jp/new/magazine/request ★配信停止、配信アドレス変更、削除などは、このメールへの返信でご依頼ください。 その際は、タイトルにその旨をお書きください。 メールあて先:magazine@biz3.co.jp ★その他ご不明な点はこちらからお問い合せください。 http://biz3.co.jp/inquiry