------------------------------------------------- http://biz3.co.jp/ -------- 【Biz3マガジン】2012年3月号 ◆『プロセスの有効性と親和性』◆ ---------------------------------------------------------------------------- 発信日◇2012年3月31日(土) 発信元◇ビジネスキューブ・アンド・パートナーズ株式会社 ==<<目次>>============================== 【1】<> 今月のキーワード:『プロセスの有効性と親和性』 【2】<> 2012年4月以降のトレーニング 【3】<> Automotive SPICE のeラーニング販売中 ====================================== ---------------------------------------------------------------------------- 【1】<>今月のキーワード:『プロセスの有効性と親和性』 ---------------------------------------------------------------------------- ISO 262622では、安全文化の構築と維持のために、組織としての継続的なプロセス改 善活動が求められています。 この活動は、一回きりのものでなく、継続的、すなわち終わりのない活動となりま す。 継続的なプロセス改善に関する要求事項は、ISO 26262だけではなく、Automotive SPICEやCMMIにも重要な要求事項として記載されていますが、その意図とは、プロセ スを定義するだけではなく、そのプロセスがプロジェクトや組織のニーズや目的を満 たしていることを確認するために、定期的にプロセスを評価し、プロセスを改善して いかなければならないということにあります。   プロセスは、プロセスの評価・改善を実施することによって、プロジェクトへ負担を 強いるものではなく、プロジェクトの成功要因として貢献すべきものになります。 逆に、この部分が見落とされてしまいますと、改善活動自体が無意味で非生産的な結 果に終わってしまうのです。多くの組織では、プロセスを定義することは簡単なこと であると考えてしまいがちですが、プロセス改善を継続的に実施し続けることは、プ ロセス改善の推進グループにとって最も苦労する点となります。  継続的なプロセス改善に基づかず、形だけ短期間に構築したプロセスは、すぐに形 骸化してしまいます。さらに、過去にAutomotive SPICEやCMMIで高いレベルを達成し た組織でも、プロセスが定着していない組織ではプロセスが形骸化してしまうので す。これは、ISO 26262の求める安全文化の観点において、安全文化が確立できてい ない組織となります。 それでは、プロセスを形骸化させないためには、どのような継続的プロセス改善が必 要なのでしょうか。 ここで、プロセスが定着せず、形骸化してしまう理由を考えてみましょう。 よくある理由の1つは、プロセス改善を見える化し、継続させていくための仕組みや インフラがないことが挙げられます。このことについては、ASPICEでは、この仕組み やインフラを前もって準備しておくことを特に重要視し、GP 3.1.5(適切な手法の決 定)で規定しています。 より広い意味では、プロセス改善のパラダイム(対応策)の一環として、適切なイン フラ、手法、仕組みを構築して前もって備えていくことが求められているのです。 そして、プロジェクトや組織の取り組みを無駄にすることなく、プロセスの効果や実 施しやすさ(親和性)を適切に示すことも重要です。 プロセスの実施者が、プロセスの目的や意図を理解し、その効果や実施しやすさに納 得して初めてプロセスが組織に定着していきます。 つまり、プロセスの実施者が納得するプロセスの構築が、安全文化定着の重要なカギ を握ると言えるでしょう。 プロセスの効果や実施しやすさを把握するためには、プロセスに関する様々なデータ (工数、不適合事項数、不具合数などのプロセスのパフォーマンス指標)について関 連性分析を実施する必要があります。プロセスの効果と実施しやすさの一方だけを考 慮すれば良いというものではありません。たとえば、実施者にとって実施しやすいが 効果が少ないプロセスや、逆に実施しにくいが効果が大きいプロセスなど、プロセス の偏りは、時には、主要目標を満足し生産性を備えたプロセス・安全文化を構築する 上で十分効果的でないこともあるのです。 ここで、変更管理と問題解決管理のプロセスを例に挙げて説明します。 変更管理と問題解決管理は、制約や緊急性がない時にはしっかりと遵守されますが、 すぐに対応しなければならない変更や問題が生じた場合には、これらのプロセスはあ る種の制約となってしまい、効果的なプロセスとして捉えられず、別の方法に則って その事態に対処してしまいがちです。 このようなプロセスの振る舞いを把握するために、定量的なデータや定性的なデータ など、あらゆる観点のデータが必要になります。つまり、プロセスの振る舞いの把握 には、ひとつの情報源からのデータだけでは役に立たないこともあるのです。 安全文化を定着させるためには、プロセスの効果を適切に示し、プロセスの実施者が 納得できる仕組みとして改善し続けることが重要ではないでしょうか。 ---------------------------------------------------------------------------- 【2】<> 2012年4月以降のトレーニング ---------------------------------------------------------------------------- 2012年4月以降にBiz3本社で実施するセミナー、トレーニングのスケジュール は以下の通りです。お早めにお申込ください。 ◆アセッサー育成支援コース 2012年7月2日(月)~5日(木): Automotive SPICE 内部アセッサートレーニング 2012年7月2日(月)~6日(金): intacs認定 Provisional アセッサー トレーニング 詳しくはこちらをご覧ください。 http://biz3.co.jp/seminar ---------------------------------------------------------------------------- 【3】<> Automotive SPICE のeラーニング販売中 ---------------------------------------------------------------------------- Automotive SPICEのトレーニングコースが、株式会社システム・テクノロジー・アイ よりeラーニングコースとして発売されています。コースの詳細情報とお申込みにつ きましては、以下のサイトを御覧ください。 ・販売中のコース iStudy for Automotive SPICE プロセストレーニング(ベーシック) iStudy for Automotive SPICE プロセス-能力レベル1-(管理・支援系プロセス) iStudy for Automotive SPICE プロセス-能力レベル1-(システム系プロセス) iStudy for Automotive SPICE プロセス-能力レベル1-(ソフトウェア系プロセス) iStudy for Automotive SPICE プロセストレーニング-能力レベル2- iStudy for Automotive SPICE プロセストレーニング-能力レベル3- ・コースの詳細情報とお申込み http://www.systech-i.co.jp/www/cms/elearning/ ★次回は4月20日(金)の発行を予定しています。 ************************************************************************** 発行元:ビジネスキューブ・アンド・パートナーズ株式会社 http://biz3.co.jp/ 〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-13-1 フジキカイ広尾ビル5階 TEL: 03-5791-2121(代表)    FAX: 03-5791-2122 *************************************************************************** ★本メールは、Biz3のイベントやセミナーにご参加・ご登録頂き、お知らせをお送り することにご了承頂いた方、メールマガジンの申込みをされた方、または弊社関係者 がご挨拶し名刺交換をさせて頂いた方にお送りしております。 ★配信停止、配信アドレス変更、削除などは、このメールへの返信でご依頼くださ い。 その際は、タイトルにその旨をお書きください。 メールあて先:magazine@biz3.co.jp ★その他ご不明な点はこちらからお問い合せください。 http://biz3.co.jp/inquiry