--------------------------------------------- http://biz3.co.jp/ ----------- 【Biz3マガジン】2013年8月号 ---------------------------------------------------------------------------- 発信日◇2013年8月30日(金) 発信元◇ビジネスキューブ・アンド・パートナーズ株式会社 ==<<目次>>============================== 【1】今月のキーワード   『Automoitve SPICE 3.0のご紹介』 【2】ISO 26262 機能安全トレーニングのご案内   10月24-25日, 11月21-22日 愛知県刈谷市にて一般開催決定 【3】アセッサートレーニングのご案内   intacs認定Automotive SPICE Competentアセッサートレーニング11月開催 【4】ガイドブック販売のご案内   『ISO 26262実践ガイドブック[ソフトウエア開発編] 』特別価格でご提供中 【5】編集後記 ====================================== ---------------------------------------------------------------------------- 【1】今月のキーワード   『Automoitve SPICE 3.0のご紹介』 ----------------------------------------------------------------------------  VDA(ドイツ自動車工業会)のワーキンググループAK13では、Automotive SPICEの 新たなバージョンであるv3.0の策定作業が進められております。策定中の内容や現在 の状況については、今年6月にドイツで開催されたAutomotive SYS Conference 2013 でも紹介されておりますが、今回のメールマガジンでは、現在のバージョン(v2.5) からの主要な変更点をご紹介いたします。  現時点では、全体の半分くらいの策定が終わっておりますが、主要な変更点は次の 2つに大別されます。 ① プロセス構造の変更 ② 用語の変更と表現の明確化 前者は、特にエンジニアリング領域におけるプロセスモデルと一般的な開発作業との ギャップを解消するための配慮がなされております。後者は、特に基本プラクティス (BP)の誤解釈による誤った実装を防止するための工夫と、1つのBPに複数の要件 (意図)が入ることによる評定の曖昧さを解消する狙いがあります。 プロセス構造の変更では、エンジニアリングプロセスの改変と、プロセスの追加が 行われています。 従来のエンジニアリングプロセス群(ENG)は、システムとソフトウエアに分割され、 それぞれSYSとSWEという略称に変更となります。 SYS.1 Requirement Elicitation SYS.2 System Requirements Analysis SYS.3 System Architectural Design SYS.4 System Integration & Integration Test SYS.5 System Qualification SWE.1 Software Requirements Analysis SWE.2 Software Architectural Design SWE.3 Software Detailed Design & Unit Construction SWE.4 Software Unit Verification SWE.5 Software Integration & Integration Test SWE.6 Software Qualification Testing 構造の変更では、「プラグイン」コンセプトという表現が使われています。つまり、 開発の「V字」プロセスをドメイン毎に定義する(従来はENGの中にシステムと ソフトウエアが混在していました)ことで、使用者の該当するドメインの開発プロセス をプラグインして使用するという意図があるようです。Automotive SPICEにおいては、 SYS(システムエンジニアリング)とSWE(ソフトウエアエンジニアリング)ドメイン のみを扱い、HWE(ハードウエアエンジニアリング)や、MEE(メカニカルエンジニアリング) は対象外にすると宣言されています。 この変更に伴い、ソフトウエアエンジニアリングのV字プロセスは、従来のENG.5/6が SWE.2/3/4に分割され、設計に関するプロセスとテストに関するプロセスが左右対称の V字モデルになりました。 構造の変更の2つ目の変更点として、新たに以下に示す12個のプロセスが追加されて います。 ACQ.1 Acquisition Preparation ACQ.2 Supplier Selection ACQ.5 Customer Support SUP.3 Validation SUP.5 Audit SUP.6 Product Evaluation SPL.3 Product Acceptance Support REU.1 Asset Management REU.3 Domain Engineering MAN.1 Organizational Alignment MAN.2 Organizational Management MAN.4 Quality Management 用語の変更と表現の明確化についてVDAの既発表資料に紹介されている例としては 以下の4点が掲載されておりますが、これらの変更点について概要をご紹介いたし ます。 1) 「Traceability」と「Consistency」 2) 「Prioritize」、「Categorize」および「Map to future release」 3) 「Component」、「Element」、「Unit」および「Item」 4) 「Verification Criteria」と「Communicate requirements」 1)本来トレーサビリティ(Traceability)は、一貫性(Consistency)を保証するため の道具という前提のもと、Automotive SPICE 2.5では、1つのBPの中で両方の用語が 使われていました。ところが、トレーサビリティが確立されているにもかかわらず、 一貫性が実現されていない状況が多く見られ、この場合のBPの評定基準が曖昧に なるという課題がありました。本質論からすれば、評定基準は明確なはずですが、 この問題を解決するために、Automotive SPICE 3.0では、トレーサビリティを扱うBPと 一貫性を扱うBPに分割して、それぞれの主旨を明確に表現することになりました。 次に、2) Prioritize, CategorizeおよびMap to future releaseについてですが、 優先順位付け(Prioritize)、分類(Categorize)および以後のリリースへのマッピング (Map to future release)という用語が、ENG.2/4/6で1つのBPの中で使われて いました。 このため、優先順位付けと分類が実施できていながら、リリースへのマッピングが 不十分な場合に、その評定基準が曖昧となるケースがありました。また、優先順位 付け、および分類という用語は、何に対して実施するかが不明確でした。これらの 課題に対応するために、BPの構造要件(Structure Requirements)を実現する ためにグルーピング、分類あるいは優先順位付けを行うという表現に変更し、さらに リリースへのマッピングを定義するBPを新設して独立させました。 3) Component、Element、UnitおよびItemについては、コンポーネント(Component) やユニット(Unit)という用語が指す意味が組織によって異なることがあり、誤解釈を 生むことがありました。Automotive SPICE 3.0では、プロセスの対象を示す用語の 意味に一貫性を持たせるために、SYS1/2/3とSWE1/2の対象をエレメント、SWE3/4の 対象はソフトウエアユニット、SWE5/6とSYS4/5の対象をアイテムと定義することに なりました。 最後に、4) Verification CriteriaとCommunicate requirementsについてですが、 ENG.3/5で使用されている検証基準(Verification Criteria)という用語の解釈が 不明確でした。また、ENG.2/3/4で使用されている、要件の情報伝達(Communicate requirements)という用語も対象や意味の解釈が不明確でした。これらを明確にする ために、Automotive SPICE 3.0では、次の4つの表現に統一されています。 xxに対して評価する(Evaluate against...) テスト基準を文書化する(Document test criteria) テストする(Test) xxと情報を交換し共通理解を図る(Agree on, and communicate x...) 簡単ではありますが、主要な変更点をご紹介いたしました。 VDAのワーキンググループによると、現在の作業状況は、システムおよびソフトウエア プロセスの修正が半分くらい終了した状況です。また、リリースは、2015年を目指して いるようです。 新しい情報があれば、随時このメルマガの中でもご紹介する予定です。 ---------------------------------------------------------------------------- 【2】ISO 26262 機能安全トレーニングのご案内   10月24-25日, 11月21-22日 愛知県刈谷市にて一般開催決定 ----------------------------------------------------------------------------  皆様からたくさんのご要望を頂いておりましたソフトウエアエンジニアの方向けの ISO 26262機能安全トレーニングを一般開催いたします。場所は、愛知県刈谷市で、 10月25-26日と11月21-22日の日程で開催いたします。 また、各トレーニングの内容は、ご好評を頂いております「ISO 26262 実践ガイド ブック[入門編]」と「ISO 26262 実践ガイドブック[ソフトウウエア開発編]」に も対応しています。 ※ホームページのからのお申し込みは近日公開予定です。 ◆開催するコース 【機能安全概論トレーニング~ISO 26262 の全体像~】 ・日時:10月24日(木) 10:30~16:30 ・内容: 機能安全対応のために必要となる ISO 26262 に関する基礎知識をはじめとして、 「具体的にどの章のどの部分の要求事項が自社に関係するのか」、「なぜその ような対応が必要になるのか」、また「どのような分析が必要になるのか」という点 を理解していただけるように、ハザード分析の演習も含めて解説します。 ・受講対象者:  ISO 26262に直接的または間接的に関与する方 【機能安全プロセストレーニング~ソフトウエア編~】 ・日時:10月25日(金) 10:30~16:30 ・内容: ISO 26262 Part6で規定されているソフトウエア開発関連活動に対する概略や、 活動実施のための手法、技法等を解説します。ISO 26262に適合したソフトウ ウエアをどのように開発したらよいかを把握したい方に、最適な内容です。 ・受講対象者:  製品開発プロジェクトにおいてソフトウェア開発に携わるエンジニアの方 【セーフティコンセプトトレーニング~ソフトウエア編~】 ・日時:11月21日(木) 10:30~16:30 ・内容:  安全な製品を開発するためには、どのように安全を確保するかということを明確 にしなければなりません。「ものは壊れる」、「人のミスによって不具合が混入する」 ことを想定し、まず、最初に明確なセーフティコンセプトとして対策を定義する 必要があります。本トレーニングでは、ISO 26262 Part3、Part6 を中心として 機能安全に関する活動を実行する際に基盤となる重要事項を解説します。 ・受講対象者:  製品開発プロジェクトにおいてソフトウェア開発に携わるエンジニアの方 【設計技法トレーニング~ソフトウエア編~】 ・日時:11月22日(金) 10:30~16:30 ・内容:  ISO 26262では、製品開発に対する様々な技法/手法が、そのASILのレベルに 応じて要求されいてますが、本来の目的を達成するためには、開発対象のソフト  ウエアや上位システム、開発組織の特性に合わせた最適な技法/手法の適用  が必要となります。そこで、ISO 26262 Part6で要求される技法/手法を体系的  に解説します。 ・受講対象者  製品開発プロジェクトにおいてソフトウェア開発に携わるエンジニアの方 ※各トレーニングの詳細についてはこちらをご覧ください。  http://www.biz3.co.jp/training/course02.html ※上記のコースをすべて受講された方には参加証書を発行いたします。 ■会場と受講費用  上記コースの会場と受講費用は以下のとおりです。  ・会場:刈谷市産業振興センター(JR刈谷駅より徒歩3分)  ・トレーニングコースの受講費用:3.5万円(税別)※トレーニングごと、お一人様   ※3名様以上の一括申込みの場合は、ボリュームディスカウントが   適用されます。 ■お問合せ  受講をお申し込みの方、ご検討の方はこちらまで。  http://www.biz3.co.jp/contact/ ---------------------------------------------------------------------------- 【3】アセッサートレーニングのご案内 intacs認定Automotive SPICE Competentアセッサートレーニング 11月開催 ----------------------------------------------------------------------------  11月25日からintacs認定Automotive SPICE Competentアセッサートレーニング を開催いたします。既にAutomotive SPICE Provisional アセッサーの資格をお持ちの 方は、アセッサー資格のステップアップの機会として、是非、受講をご検討ください。  また、定員に達し次第、受付を終了いたしますので、ご希望の方はお早めにお申し 込みください。 ◆今後の開催スケジュール 【intacs認定 Automotive SPICE Competent アセッサートレーニング】 [講義]英語(通訳あり) / [テキスト]日本語 2013年11月25日~29日(5日間)、愛知・刈谷 2014年2月3日~7日(5日間)、愛知 【intacs認定 Automotive SPICE Provisional アセッサートレーニング】 [講義]日本語 / [テキスト]日本語 2013年12月2日~6日(5日間)、東京・恵比寿 2014年2月24日~28日(5日間)、東京・恵比寿 【Automotive SPICE 内部アセッサートレーニング】 [講義]日本語 / [テキスト]日本語 2013年12月2日~5日(4日間)、東京・恵比寿 2014年2月24日~27日(4日間)、東京・恵比寿 ※詳しくはこちらをご覧ください。 http://biz3.co.jp/training/ ---------------------------------------------------------------------------- 【4】ガイドブック販売のご案内 『ISO 26262実践ガイドブック[ソフトウエア開発編] 』特別価格でご提供中 ----------------------------------------------------------------------------  『ISO 26262ガイドブック[ソフトウエア開発編] 』ですが、発売からわずか2か月 足らずで初版が完売となりました。たくさんのご注文を頂き、誠にありがとう ございました。 弊社Webサイトでは、引き続き特別価格でご提供しておりますので、ご購入を検討 されている方は是非ご利用ください。また、『Automotive SPICE実践ガイド ブック[改訂版] 』とのセットも特別価格でご用意しております。是非、この機会に ご検討下さい。 ■購入ページ 当社の以下のページからご購入頂くことができます。 http://biz3.co.jp/publications/ ■発売記念価格(税別、送料無料)   1冊:10,000円(定価)   2冊:19,000円(お値引き:5%)   3冊:27,000円(お値引き:10%)   4冊以上:(お問合せください。) ■『ISO 26262ガイドブック[ソフトウエア開発編] 』と『Automotive SPICE実践 ガイドブック[改訂版] 』のセット(税別、送料無料)  1セット:12,000円(お値引き:20%)  2セット:23,000円(お値引き:23%)  3セット:33,000円(お値引き:26%)  4セット以上:(お問合せください。) ---------------------------------------------------------------------------- 【5】編集後記 ---------------------------------------------------------------------------  今年はずいぶん暑い日が続きますが、皆様は体調を崩されていないでしょうか。 ニュースを見ていますと、今年は熱中症の搬送者数が統計を取り始めてから最も 多い年になったそうです。 このようなニュースを見ていると、屋内・屋外を問わず発生の可能性がある熱中症 ではなく、日射病に気を付けるように注意されていた頃が懐かしく感じられます。  まだまだ残暑が続きますが、体調にはくれぐれもお気を付けください。 **************************************************************************** 発行元:ビジネスキューブ・アンド・パートナーズ株式会社 http://biz3.co.jp/ 〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-13-1 フジキカイ広尾ビル5階 TEL: 03-5791-2121(代表)    FAX: 03-5791-2122 **************************************************************************** * ★本メールは、Biz3のイベントやセミナーにご参加・ご登録頂き、お知らせをお送り することにご了承頂いた方、メールマガジンの申込みをされた方、または弊社関係者 がご挨拶し名刺交換をさせて頂いた方にお送りしております。 ★配信のお申込みはこちらからお願いします。 http://biz3.co.jp/mailmag/form.html ★配信停止、配信アドレス変更、削除などは、このメールへの返信でご依頼くださ い。 その際は、タイトルにその旨をお書きください。 メールあて先:magazine@biz3.co.jp ★その他ご不明な点はこちらからお問い合せください。 http://biz3.co.jp/contact/