--------------------------------------------- http://biz3.co.jp/ ----------- 【Biz3マガジン】2014年9月号 ---------------------------------------------------------------------------- 発信日◇2014年9月5日(金) 発信元◇ビジネスキューブ・アンド・パートナーズ株式会社 ==<<目次>>============================== 【1】今月のキーワード 『Automotive SPICEバージョン3.0の特徴 その2』 ~トレーサビリティに関する変更~ 【2】セミナー(9月/愛知)のご案内 Automotive SPICEバージョン3.0紹介セミナーの開催決定 【3】intacs認定アセッサートレーニング(12月/愛知)のご案内 Automotive SPICE Provisional アセッサートレーニングの開催決定 【4】ガイドブック販売のご案内 『ISO 26262実践ガイドブック[ソフトウエア開発編] 』特別価格でご提供中 ====================================== ---------------------------------------------------------------------------- 【1】今月のキーワード 『Automotive SPICEバージョン3.0の特徴 その2』 ~トレーサビリティに関する変更~ ----------------------------------------------------------------------------  前回予告いたしましたように、今回はAutomotive SPICE バージョン(以下Ver.) 3.0におけるトレーサビリティに関する現Ver.2.5からの変更についてご紹介させて いただきます。  前回のエンジニアリング系プロセスの再構成というトピックに比べると、細かい 変更が多数起きているため、大きく5つに分けてご説明いたします。  1つ目は、エンジニアリング系の全11プロセスのうち、要件抽出(SYS.1)を除く 10プロセスにおける、トレーサビリティに関するBPの変更です。 Ver.2.5では、トレーサビリティ関連のベースプラクティス(以下BP)は、必ず 【一貫性(consistency)】というキーワードも含んでいました。Ver.3.0では【トレ ーサビリティ】と【一貫性】とを分離し、“双方向トレーサビリティの確立”と“一 貫性の確証”という2つのBPに分けています。  本来トレーサビリティは一貫性を保証するためのものという前提で、Ver.2.5で は1つのBPの中で両方の用語が使われていました。ところが、トレーサビリティが 確立されているにもかかわらず、一貫性が実現されていない状況が多く見られ、BP の評定基準が曖昧になるという課題がありました。この課題を解決するために、 Ver.3.0ではトレーサビリティを扱うBPと一貫性を扱うBPに分割し、それぞれ の主旨を明確に表現することになりました。  トレーサビリティと一貫性の違いは、成果物間の内容を“考えて作り出す”とい う行為の有無にあります。有る場合は【一貫性】と【トレーサビリティ】の両方が 要求されますが、無い場合は【トレーサビリティ】のみが要求されます。 「要件⇔設計」や「設計⇔テスト仕様」などには両方が要求される一方、「テスト 仕様⇔テスト結果」などにはトレーサビリティのみが要求されます。  2つ目も、1つ目と同様に、エンジニアリング系の全11プロセスのうち、要件抽 出(SYS.1)を除く10プロセスにおける変更です。変更点は、トレーサビリティの 対応関係についてです。  Ver.2.5では、トレーサビリティの関係線の数だけBPがありました。例えばソフト ウェア要件分析は、「システム要件⇔ソフトウエア要件」と「システムアーキテクチャ 設計⇔ソフトウエア要件」の2つのBPを含んでいました。Ver.3.0では関係線の数に 関わらずBPは前述の通り“双方向トレーサビリティの確立”という単一のBPとなり ます。当該プロセスにおいて含むべき関係線については、BPの説明文中に定義して います(3つ目および4つ目の変更参照)。  システム要件分析(SYS.2)、システムアーキテクチャ設計(SYS.3)およびソフトウェ アアーキテクチャ設計(SWE.2)の各プロセスは、1つの関係線があります。次に、 ソフトウエア詳細設計およびソフトウエア構築(SWE.3)およびソフトウエアユニ ット検証(SWE.4)は3つ関係性があります。最後に、上記以外の5プロセスは2つを 含んでいます。  3つ目は、テスト関連の全5プロセスに関する変更です。  Ver.2.5では、V字モデルの左側の「要件」や「設計」と、右側の「テスト仕様」 との間のトレーサビリティ(一貫性含む)のみを要求していました。Ver.3.0では 右側の「テスト仕様」が、「テスト仕様に含まれる”テストケース”」に表現が変 わり、更に「テストケース⇔テスト結果」のトレーサビリティも新たに要求して います。  ただし、ここで注意すべき点は 「テストケース⇔テスト結果」ではトレーサビ リティのみを要求している点です。これは前述の通り「考えて作り出す」という 行為が無いためです。  4つ目は、ソフトウエアユニット検証プロセスに関する変更です。 Ver.2.5では、ユニットテスト仕様に対して 「ユニット⇔ユニットテスト仕様」 のトレーサビリティ(一貫性を含む)のみを要求していました。Ver.3.0ではこの 「ユニット⇔ユニットテスト仕様」に加え、「ユニット⇔静的検証結果」、「ユニット テスト仕様⇔ユニットテスト結果」のトレーサビリティまでと、踏み込んだ内容を 要求しています。  最後の5つ目は、変更依頼管理プロセスに関する変更です。Ver.2.5では、変更 依頼管理プロセスにトレーサビリティに関する要求はありませんでした。Ver.3.0 ではトレーサビリティに関するBPを明示的に要求しています。  これは変更依頼が発生した場合、変更依頼の内容と作業成果物の修正との間 のトレーサビリティを管理すべきだという問題意識に端を発しています。ただし、 ここで要求しているのはトレーサビリティのみで、一貫性までは要求していません。  以上がVer.3.0におけるトレーサビリティに関する変更ですが、Ver.2.5に対して トレーサビリティと一貫性に対する要求をより明確にした内容となっています。  次回のメールマガジンでは、プロジェクト管理プロセスの最適化についてご紹介 いたします。 ---------------------------------------------------------------------------- 【2】セミナー(9月/愛知)のご案内 Automotive SPICEバージョン3.0紹介セミナーの開催決定 ----------------------------------------------------------------------------  本セミナーでは、来年に正式発行されるAutomotive SPICE バージョン3.0の今回 の主な変更点をご紹介します。また、バージョン2.5からの変更点とともに、実際に 対応する際の勘所を解説いたします。  皆様のご参加を心よりお待ちしております。 日時:9月29日(月) 15:00 ~ 17:00 会場:愛知県刈谷市産業振興センター 参加費:無料 ■詳細とお申し込みはこちら http://www.biz3.co.jp/training/seminar.html ※定員となり次第、受付を締め切らせていただきます。 ---------------------------------------------------------------------------- 【3】intacs認定アセッサートレーニング開催(12月/愛知)のご案内 Automotive SPICE Provisional アセッサートレーニング ----------------------------------------------------------------------------  皆様からたくさんのご要望を頂いておりましたアセッサートレーニングを12月に 愛知県で開催いたします。是非この機会にご参加をご検討ください。 【intacs認定 Automotive SPICE Provisional アセッサートレーニング】 [講義]日本語 / [テキスト]日本語 2014年12月8日~12日(5日間)、愛知・刈谷 【Automotive SPICE 内部アセッサートレーニング】 [講義]日本語 / [テキスト]日本語 2014年12月8日~11日(4日間)、愛知・刈谷   ■詳細とお申し込みはこちら http://www.biz3.co.jp/training/course04.html ---------------------------------------------------------------------------- 【4】ガイドブック販売のご案内 『ISO 26262実践ガイドブック[ソフトウエア開発編] 』特別価格でご提供中 ----------------------------------------------------------------------------  弊社Webサイトでは、【 ISO 26262ガイドブック[ソフトウエア開発編] 】を特別価 格でご提供しておりますので、ご購入を検討されている方は是非ご利用ください。 また、【 Automotive SPICE実践ガイドブック[改訂版] 】とのセット価格もご用意 し ております。是非、この機会にセットでの購入もご検討ください。 ■特別価格(税別、送料無料)  1冊:10,000円(定価)  2冊:19,000円(お値引き:5%)  3冊:27,000円(お値引き:10%)  4冊以上:(お問合せください。) ■『ISO 26262ガイドブック[ソフトウエア開発編] 』と『Automotive SPICE実践 ガイドブック[改訂版] 』のセット(税別、送料無料)  1セット:12,000円(お値引き:20%)  2セット:23,000円(お値引き:23%)  3セット:33,000円(お値引き:26%)  4セット以上:(お問合せください。) ■ガイドブックの詳細とご購入はこちら http://biz3.co.jp/publications/ **************************************************************************** 発信日◇2014年9月5日(金) 発信元◇ビジネスキューブ・アンド・パートナーズ株式会社 http://biz3.co.jp/ 〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-13-1 フジキカイ広尾ビル5階 TEL: 03-5791-2121(代表)    FAX: 03-5791-2122 **************************************************************************** ★最新情報はこちら 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