本書では、Automotive SPICEのこれまでの経緯や動向を紹介した上で、車載システム開発に求められるプロセス改善のアプローチをわかりやすく解説しています。
また、Automotive SPICEの構造や能力レベルの概念、そしてAutomotive SPICE V3.0以降で導入された主要なコンセプトについて詳しく解説しています。
本書は、Automotive SPICEの概要を理解したい方や、これからプロセス改善に取り組まれる方に最適な一冊となっております。
1. Automotive SPICEの概要
1.1. Automotive SPICE誕生の経緯、および最新情報
1.2. 改善活動の基本的な考え方
1.2.1. 改善活動のマネジメントのためのPDCAサイクル
1.2.2. 段階的な目標設定の考え方
1.3. 車載システム開発における改善活動のアプローチ
1.3.1. 改善活動の失敗事例とその要因
1.3.2. 改善活動に対する期待事項
1.3.3. Biz3が推奨する改善アプローチ
2. Automotive SPICEの基本的な構造と活用方法
2.1. Automotive SPICEの基本的な構造
2.2. Automotive SPICE プロセス参照モデル(PRM)の概要
2.3. Automotive SPICE プロセスアセスメントモデル(PAM)の概要
2.4. プロセスアセスメントモデルの詳細①(プロセス座標)
2.5. プロセスアセスメントモデルの詳細②(能力座標)
2.6. プロセスアセスメントモデルの詳細③(評定)
2.6.1. プロセス属性に対する評定
2.6.2. 能力レベルの評定
2.7. Automotive SPICE 3.1の主要コンセプト
2.7.1. プラグインコンセプトの導入
2.7.2. 設計系プロセスとテスト系プロセスの1対1対応
2.7.3. 用語の変更(エレメント、コンポーネント、ユニット、アイテム)
2.7.4. 双方向トレーサビリティと一貫性の概念の分離
2.7.5. 合意、要約、伝達の概念の明確化
2.7.6. 評価、検証基準、遵守の保証の概念の明確化
2.7.7. 戦略と計画の関係性
[総ページ数:39ページ]