2011年に機能安全規格ISO 26262初版が発行されてから2018年第二版の発行を経て、約10年の間、自動車メーカーやサプライヤ各社は機能安全に準拠した製品を継続的に開発してきました。一方、自動運転の急速な技術進歩によって、SOTIF(ISO/PAS 21448)やサイバーセキュリティ(ISO/SAE 21434)のように、機能安全ではカバーできない領域の安全性へと拡大しています。今後は、包括的なシステム安全を目指すことが安全な製品を効果的に開発するための鍵になります。
実際の開発現場ではどのようなことが起こっているのでしょうか。
ISO 26262の設計技法や手法が安全な製品開発にどのように貢献するのかを十分に考えずに、規格の要求事項に適合することが優先された取り組みになっています。その結果、機能安全規格の要件への表層的な対応が行われ、製品の安全上のリスクを許容可能なレベルまで低減するという本来の達成すべき目的が、十分に達成できていない状況に陥っています。今後SOTIF、サイバーセキュリティ要件への対応を含めた機能安全に本格的に取り組む前に、機能安全の正しいアプローチを理解し、現状を振り返って、適切に実践できる準備が重要です。
本セミナーでは、包括的なシステム安全を目指す上で重要な機能安全の正しいアプローチを解説します。また、実際の開発現場における機能安全対応の取り組みを見てきた中で、気をつけるべきポイントを解説します。
費用 | 無料■同業となる企業の方(コンサルティング業務に携わる方)のお申し込みは、ご遠慮ください。 |
注意事項 | 【オンライン受講時の注意事項】 提供システム:Zoom ※PCからのVoIP通話、またはコールイン機能(電話で会議に参加できますが、通話料はお客様のご負担となります)が使用できます。 ※音声・画像の品質悪化を防ぐために、安定した通信回線をご利用ください。推奨環境は以下の通りです。 https://support.zoom.us/hc/ja/articles/201362023-System-Requirements-for-PC-Mac-and-Linux ご使用のPCにてZoomを使用できるかどうか、事前に以下のサイトへアクセスしてご確認ください。 https://zoom.us/test ※お申込みいただいた方以外の聴講は、ご遠慮ください。 ※講義内容の録音は固く禁じます。 |
アジェンダ(要旨のみ) | ・機能安全対応の包括的なアプローチの解説:40分 ・取り組みのポイント解説:10分 ・質疑応答:10分 |
主な対象者 | ■機能安全適用対象の製品を開発される開発者の方 ■機能安全適用対象の製品開発のマネジメントを担当される方 |
所要時間 | 1時間 |