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アセッサー育成のための新たなトレーニング体系

以前のメルマガでも少しご紹介しておりました通り、intacsのアセッサートレーニングの体系が来年に再編される予定です。その背景には、メカ、電気電子系ハードウェア、そしてサイバーセキュリティに関する新たなプロセスアセスメントモデルの発行により、Automotive SPICEのアセスメントにより高い専門性が求められることになってきていることがあります。今後、intacsではこれらのモデルに対する追加の認定トレーニングを受け試験に合格することを各モデルを用いた(リードアセッサーとして)アセスメントの実施条件に加える予定です。

また、サポートアセッサーを努めることのできるProvisional Assessorになるための認定トレーニングの受講する前に、プロセスエキスパートトレーニングという新たなトレーニングの受講が必要となる予定です。これまで、当社でもintacs認定Provisional Assessorトレーニングの受講者の皆様には、事前に知識習得いただくために各種トレーニングの受講をお奨めしておりましたが、今後はintacs認定のトレーニングとして、当社でもプロセスエキスパートトレーニングを実施いたします。

現時点で決まっているintacsの新たなトレーニング体系は以下の通りです。

[従来のintacs認定トレーニングの体系]
1.intacs認定Provisional Assessorトレーニング(5日)
受講条件:なし

2.intacs認定VDA Automotive SPICEガイドライントレーニング(2日)
受講条件:なし
※下記新たな体系では、内容が他のトレーニングに包含されるため廃止

3.intacs認定Competent Assessorトレーニング(5日)
受講条件:Provisional Assessor資格を取得していること

[新たなintacs認定トレーニングの体系]
1.intacs認定プロセスエキスパートトレーニング(4日)
受講条件:なし

2.intacs認定Provisional Assessorトレーニング(4日)
受講条件:上記1.の受講および試験合格

3.intacs認定Competent Assessorトレーニング(5日)
受講条件:Provisional Assessor資格を取得していること

4.intacs認定モデルエクステンショントレーニング(日数はモデルにより異なる)
受講条件:なし(当社としては2.を推奨)
・Automotive SPICE for Cybersecurity:3日
・Hardware SPICE:2日
・Mechanical SPICE:2日

当社では、intacsによって新設されるプロセスエキスパートトレーニングのトレーニング開発に2名が参加しており、世界各国の認定インストラクター、有識者とともに準備を進めております。さらに、このintacsによるトレーニング体系の再編に合わせて、当社グループ企業のアセッサー・アカデミーでは、intacs認定トレーニングを補う形でアセスメントスキル向上のためのトレーニングラインアップを整備いたしました。新たなトレーニングは、サポートアセッサーとリードアセッサーそれぞれに必要なスキルを、「アセスメント計画」、「インタビュー」、「コンソリデーション」、「レポーティング」に分類し、それぞれ個別のトレーニングとして開設いたします。

[アセッサー・アカデミーの新たなトレーニング体系]
1.アセスメントモデル解説 :各6時間
・管理、支援
・システムエンジニアリング
・ソフトウェアエンジニアリング
・能力レベル2、3
2.アセスメント計画 :6時間
3.インタビュー戦略 :6時間
4.コンソリデーション :6時間
5.アセスメント報告 :6時間

本トレーニングは2022年2月より開始いたします。
トレーニングの受付開始につきましては、改めて当社メールマガジンにてご案内いたします。
intacsおよびアセッサー・アカデミーのトレーニングラインアップに関してご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

ビジネスキューブ・アンド・パートナーズ株式会社
マーケティングチーム