メールマガジン

MAIL MAGAZINE

【新コース】機能安全実装ワークショップ
~ システムアーキテクチャ設計 ~

 過去のメルマガおよび11月に出展した「EdgeTech+2024」でご紹介しましたが、当社では、CASE対応やSDV対応など、昨今の自動車業界における急速な技術変化に対応できる人材育成が重要な課題だと捉え、「新トレーニングラインアップ」を展開しています。
 機能安全実装支援コースでは、現場向けの「大規模システムの機能安全対応の考え方」、「機能安全アセスメントの活用方法(設計者向け)」ワークショップに続き、「システムアーキテクチャ設計」ワークショップの提供を開始します。
 機能安全対応において、システムアーキテクチャ設計は、アーキテクチャ設計と安全分析を繰り返しながら、安全機構をシステムアーキテクチャ設計に組込む重要なエンジニアリング工程です。CASE対応が進むにつれ、大規模または複雑な構成のアイテムを対象としたシステムアーキテクチャ設計が要求されるでしょう。その時のために、本ワークショップは、機能安全における基本的なシステムアーキテクチャ設計の流れ、安全分析や安全機構設計の勘所を習得していただける内容になっております。以降で、本ワークショップの概要を紹介いたします。

【本ワークショップの狙い】
 本ワークショップの最大の目的は、機能安全における具体的な設計の流れや安全分析を通じて、実務で即戦力となるスキルを身につけていただくことです。受講者の皆様には、以下のような成果を得ていただけるようプログラムを構成しています。
 • 対話型のディスカッションや実例を交えた演習を通じて、システムアーキテクチャ設計のプロセスを深く理解する。
 • ISO 26262の要求事項に基づき、実施すべき具体的なアクションを明確に把握する。
 • 実際の設計に役立つ安全分析手法や設計プロセスを実践を通じて体得する。
___________________________________________________________________________________________________
【本ワークショップのポイント】
1.シンプルで分かりやすい題材を使用し、設計プロセスを体験的に学ぶ
 • 本ワークショップでは、汎用的でシンプルなシステムを題材として採用しています。技術的に難解な内容を排除し、あくまでも「設計の流れ」に集中していただけるよう工夫しています。
 • 初学者の方でも受講しやすい内容でありながら、実際の業務に携わっている方々にとっても、日頃の業務を振り返るヒントや新たな視点を得られる学びの場になると考えます。
2.安全分析とシステム設計を統合的に学べる実践型カリキュラム
 • 安全分析は機能安全における重要なプロセスの一つですが、それを設計に反映する方法について明確なイメージを持つことは難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。本ワークショップでは、安全分析から設計への反映という流れを、実際に手を動かしながら学ぶことができます。
 • システム全体の安全性を確保するための具体的な設計手法についても、詳しく解説し、演習を通じて理解を深めます。
3.安全機構の設計を具体的に体験し、スキルとして習得
 • 安全分析の結果を基に、どのように安全機構を設計に組み込むのか、その具体的なプロセスを分かりやすく学びます。さらに、設計を進める中で出てくる課題や注意点についても実例を交えて解説し、受講者全員が実践的なスキルを身につけられるようサポートします。
___________________________________________________________________________________________________
【このような方におすすめです】
 • ISO 26262を読んだことはあるが、具体的に何をどうすれば良いのか分からない方
 • システムアーキテクチャ設計の流れを実際に体験してみたい方
 • 安全分析の結果を設計に反映するプロセスを学びたい方
 • 実務に直結する具体的なスキルを習得したい方
特に、ISO 26262の内容は理解できても、それをどのように業務に適用するのかについて具体的なイメージが湧かない方にとって、本ワークショップはその疑問を解決する絶好の機会です。
___________________________________________________________________________________________________
【プログラム詳細】
 • システムアーキテクチャ設計の流れ(9:00-9:30)
   設計プロセスの基本的な流れについて講義形式で説明し、その後ディスカッションを通じて理解を深めます。
 • 演習の説明(9:30-9:45)
   演習内容や進行手順について丁寧に説明します。
 • 安全分析(演習)(9:45-10:30)
   実際に安全分析を行い、その結果を設計に反映する準備を進めます。
 • 休憩(10:30-10:40)
 • 安全機構の設計(演習)(10:40-11:25)
   分析結果を基に、安全機構を設計する実践演習を行います。
 • TSC(Technical Safety Concept)の作成(11:25-12:00)
   安全概念を具体的な形にする作業を体験します。
※プログラム内容は変更される場合がありますのでご了承ください。
___________________________________________________________________________________________________
【講師紹介】
 本ワークショップでは、ハイブリッド車や電気自動車の高圧バッテリー分野で豊富な経験を持つ、OEMおよびTier1企業出身の講師が担当します。機能安全の現場で培った実践的な知識やノウハウを分かりやすく解説し、皆様のスキルアップを全力でサポートします。
___________________________________________________________________________________________________
【お申し込み方法】
 受講をご希望の方は、以下のリンクよりお申し込みください。定員が限られておりますので、早めのお申込みをおすすめします。また、貴社に特化したプライベートトレーニングをご希望の場合も、ぜひお気軽にご相談ください。
実践的なシステム設計スキルを習得し、機能安全のプロフェッショナルを目指すための第一歩を踏み出しましょう!
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

<機能安全実装ワークショップ~システムアーキテクチャ設計~ お申込みページ>
https://biz3.co.jp/publictraining/6774

2024/12/5 山田 毅