現場を理解するからこそ
真のコンサルティングができる
Makoto Yamauchi
マネジメント・ディレクター
エンジニアとしてコンサルティングの意義を実感
大学では認知症の改善を目的としたソフトウェアの研究に携わり、新卒で組込み系ソフトハウスに就職。エンジニアとして車載系のプロジェクトに携わることになり、複数の特許取得にも関わることができました。しかし、エンジニアの業務環境にはさまざまな課題があり、効率化の必要性を強く感じるように…。それを実現できるのは、エンジニアではなくコンサルタントだろうと漠然と考えていた頃、2011年に北関東で震災に遭い、生死を身近に感じたことをきっかけに、「好きな仕事をやろう」と転職を決意。Biz3は、ただ規格に合わせるコンサルティングをするよりも、「ものづくりの現場を良くしよう」という強い想いを持っているところに惹かれました。
それぞれの現場に寄り添ったコンサルティングを
私の定義では、コンサルタントとは物事の本質をとらえ、お客様にわかりやすく伝える仕事です。元エンジニアである私がコンサルティングにおいて心がけているのは、いわゆる「コンサルらしい」言葉を使わないこと。私自身もそうでしたが、エンジニアは一般化されることを嫌います。現状に課題があることはわかっている。では、そのためにどうするのか。現場のやり方を尊重して、それぞれに適合するプロセスを構築することが重要なのです。今、私が担当している案件は、ほとんどすべてが継続のお客様で、入社当初からご相談をいただいているお客様もいらっしゃいます。私は現場のエンジニアの方々の仲間として話をしているからこそ、信頼していただけているのだと考えています。
真のコンサルティングができる人材を増やしたい
私たちは、お客様に対して綺麗事は言いません。以前、ほかのコンサルティング会社とコンペになったときに、当社の提案の方が納期も費用もかかっていたにも関わらず、「そんな簡単なプロジェクトではない」という言葉を信じて、結果的に依頼をいただけたこともありました。表面上、規格に合ったプロセスを構築するのは難しいことではありませんが、それでは現場に根付かない。真のコンサルティングの姿ではないと考えます。 ディレクターになり、メンバーのマネジメントも担うようになった今、一人ひとりが自立してお客様から指名されるようなチームをつくり上げてきたいと考えています。そして本当に現場を見据えたコンサルティングができる人材が日本に増えれば、日本のものづくりも今以上に発展するはずだと思います。