Biz3アウトソーシングサービスによるBI環境構築事例のご紹介
ご相談内容
プロセス改善活動を進めているが、プロセスが開発現場にどのくらい定着しているかを把握したい
プロセス改善によって具体的にどのような効果が出ているかを把握したい
Biz3 & アウトソーシングパートナーによるご支援の価値
我々Biz3の強みとして、日本国内でのAutomotive SPICE黎明期より長年に渡りアセスメントを実施してきたことによる、アセスメント結果に基づくプロセス改善の実績とノウハウがあります。また、冒頭のご相談内容にもあるように、我々がお客様のプロセス構築をご支援する際に、プロセス改善の効果を可視化したいというご要望をよくお受けします。そこで、Biz3の強みであるアセスメント結果に基づくプロセス改善支援と、当社アウトソーシングパートナーの強みであるBI環境構築を組み合わせたサービス事例についてご紹介します。
BI環境構築事例のご紹介
アセスメントからBI環境の構築までは、おおよそ以下の手順で進めて行きます。
- Automotive SPICEアセスメントにより現状のプロセスの強みと弱みを把握し、プロセス改善の方針を決定する(Biz3)
- コンサルティングの中でプロセス改善効果を可視化するためのメトリクスを決定する(Biz3)
- JiraやSubversionといったプロジェクト管理ツール、および構成管理ツールから自動でデータを抽出しBIツールで可視化するためのシステム開発を行う(アウトソーシングパートナー)
- BI環境を運用し期待通りの結果が得られているかを確認する(お客様、Biz3、ビジネスパートナー)
ここからは実際に構築したBI環境をイメージいただくため、お客様固有の情報を削除し抽象化したサンプルを用いてプロセス改善効果とプロジェクト状態の可視化結果についてご紹介します。図1は、プロセス改善の1つの側面として、あるプロジェクトにおける工数見積精度の推移と、見積誤差の分布を可視化したものです。左の棒グラフにより、見積手法が定着し工数見積誤差が減少していることが出来ます。また、右のヒストグラムにより見積誤差の中央値や分布が確認でき、見積精度をさらに改善するためのヒントを得ることが出来ます。

図2は、プロジェクトの状態を確認するため、直近5週間のタスクステータス、問題ステータス、ベースライン対象成果物のステータス、およびプロジェクトメンバーの負荷状況を可視化したものです。このように時系列でプロジェクトデータをプロットすることで、プロジェクト管理、問題解決管理、構成管理といった各プロセス活動の傾向が容易に把握できるようになり、問題傾向が見られた場合は早めに解決のための手を打てるようになります。

お客様の声
BIの良さは理解していたがツールの経験が無く敷居が高かったところをアシストいただき、弊社のシステムへの導入まで漕ぎつけました。
BIのことを把握できていなくとも、抽象的なイメージからグラフを提案いただき、短期間で作成いただけました。これにより、議論に費やす時間が最低限になりました。
プロジェクトの節目毎の振返り時の傾向分析が容易になり、BIが報告資料に活用できました。
多様なビジュアル化というBIの強みを活かすことで、報告資料の完成度を高めることができました。
プロジェクト進捗の様々な視点の可視化により、課題処理できていいないメンバーが一目で分かるようになるなど、課題管理上の問題点を見つけ易くなりました。
データの集約や整理に掛かっていた工数が減り、結果解析に充てる時間を十分に確保することができました。