コンサルタント紹介

プロセス課題解決の答えは現場にある
Masahiro FUJIMOTO
アウトソーシング事業部
マネージャー

実体験とプロセスの目的との感覚的なつながり

大学卒業後、音響メーカーに就職し製品制御のソフトウェア開発を担当しました。当時は製品にマイコンが入り始めた当初で、個人の能力によってその品質が担保されていました。そのうちソフトウェアの開発規模も急激なスピードで大きくなり、サプライヤーを含めた分散開発など開発の仕組みも多様化し、どうすれば品質を確保できるのかいつも考えるようになりました。やがてCMMやCMMIのプロセスモデルを知り、仕組みが必要なことに気づかされ、車載関連の業務担当となったことからAutomotive SPICE、そしてBiz3と出会いました。自分にとって大きかったのは開発プロセスについて理解が進むにつれ、自身が経験してきた数々の問題と開発プロセスで求められる内容が感覚的につながったことでした。この体験がプロセス改善の業務を本職とする大きなきっかけとなっています。

プロセスを有効に機能させるには

Automotive SPICEなど規格にはそれぞれ求められる活動があります。その内容をプロセスに入れ込み運用するだけでは有効に機能しません。その活動の本質的な目的が重要で、何のためにその活動があるのかを理解してプロセスに取り組む必要があります。エンジニアを含めた開発に携わる人はとにかく忙しいはずです。意味のないことには時間をかけたくない、これが本音です。そのためプロセスを実施するための管理工数にも時間をかけないようにしないといけません。この2点はプロセスを構築や運用するうえで欠落しがちな部分です。お客様の業務に携わるとき、私自身がエンジニアの経験を通して感じてきたこの2点には特に気を付けながら業務に取り組むことが重要だと感じています。

本当の意味の『現場に合ったプロセス改善』の提案を

規格を満たした開発プロセスを構築することは、そんなに難しいことではないと思います。問題はその先です。そのプロセスを継続して運用できるかどうか、ここが非常に重要になります。例えば認証を取得するために構築したプロセスを一時的に運用することは工数をかけて無理やり実施すれば可能だと思います。しかしそれでは企業の成長に繋がりません。どうやれば継続して運用できるのか、どこに問題があるのか、どう改善すればよいのか、ここには一律の回答はありません。お客様の中に入り込んで実際の運用を見ること、聞くこと、本音を聞き出せる関係を築くこと、ここがないと導き出せません。非常にアナログな部分ではありますが大切なことであり、こういったお客様とのつながりを大事にした活動を通した本当のプロセス改善で、お客様に貢献していきたいと思っています。

お問い合わせ

マーケティング担当
03-5791-2121
受付時間:平日 9:30~18:30