コンサルタント紹介

車載・航空の開発現場の改善活動に取り組む
ディレクター
困りごとを解決することが適職
新卒で航空分野の組み込みエンジニアとなり、ベアメタルのソフトウェア開発、リアルタイムOSのソフトウェア開発、HILS(Hardware In the loop Simulation)のプラントモデル作成、HSI(Hardware Software Interface)の設計などに従事してきました。2000年代、プロジェクト管理や構成管理、過去の設計文書が存在しない世界と、存在する世界の両方をいつくかを経験して開発の在り方に悩み続けます。
一方で顧客との要求仕様を調整する業務の比率が大きくなるにつれ、相談されることが増えてきました。困りごとを解決するところに自分の適職があるのではと感じて現在の仕事にたどり着き、さまざまな相談と向き合う日々が現在も続いています。

開発現場の改善を推進する方の後押し
ご支援の際のキーワードは、「Automotive SPICE」、「機能安全規格」、「民間航空機の開発ガイドライン」、「プロセスマイニング」、「組織論」と多岐に渡ります。開発現場で一緒に手順書やテンプレートを考え、開発業務の進め方、開発ツールの議論、機能安全の成果物作り、Automotive SPICEや機能安全のトレーニングを担当してきました。技術的な課題にとどまらず、改善活動の推進に悩むリーダーの方々との作戦会議を何度もしてきました。
仕事に携わるのは人であることを忘れずに、顧客の関係者の方々のモチベーション、仕事のしやすさを大切にしながら、関係者の方々に働きかけ、改善や新しい取り組みの後押しをしています。

開発現場の方々と共に改善に向けて歩む
開発現場を取り巻く環境の変化は、製品に占めるソフトウェアの比重の増加、電動化、自動運転・自立飛行の進化、サイバーセキュリティの重要性の高まり、規格や法規制の強化、協業による開発体制の広がり、開発期間の短縮など枚挙にいとまがありません。
変化に対応するために必要なナレッジや他社事例をお伝えしながら、お客様が抱える課題の解決方法の腹落ち、お客様が思い描く組織の数年後の姿を大切にしています。
開発プロセスを考え続けてきた立場から、開発現場のリーダーや担当者の方々と対話を重ね、課題(技術的な課題、変化に対応するための課題)を解決する際のさまざまな障壁と対応方法をお客様と共に考えながら一緒に乗り越えたいと考えています。