コンサルタント紹介

変化を恐れず、品質と開発力を高める仕組みを共に創る
Toshinori NAKATAKE
コンサルティング事業部
シニア・コンサルタント

開発現場で感じた疑問と気づき

私はカーナビや予防安全システムのソフトウェア開発に従事していました。カーナビの開発では、品質よりも開発スピードが求められる環境で経験を積みましたが、予防安全の開発に移った際、細かく定められたプロセスに戸惑いを感じました。「なぜこんなに手間がかかるのか?」と疑問に思うことも多く、当初はルールに従うこと自体が目的となっていました。しかし試行錯誤を重ねる中で、それらのプロセスが品質確保に不可欠であることを理解しました。同時に、「もっと効率的にできるのでは?」という問いを持つようになり、開発現場の効率化に取り組んできました。こうした経験を通して、課題に向き合い変化を前向きに捉える姿勢を培ってきました。その後、同じ課題で悩むお客様の力になりたいという思いから、コンサルタントへ転身しました。

実践的なアプローチでプロセス改善を支援

現在は、Automotive SPICEを活用し、品質を確保しながらも開発現場の視点で実践しやすいプロセス構築を支援しています。私が支援する多くの開発現場では、「プロセスは構築したが、現場は忙しくプロセスが定着しない」といった悩みを抱えています。プロセスを定着させるために手間のかかる構成ステータス報告書の作成や構成監査などの自動化に取り組み、プロセス定着の支援を行ってきました。プロセスを形骸化させず、本来の目的を果たしながら効率的に運用できる仕組みづくりを得意としています。机上の理論ではなく、実際の現場に即したコンサルティングを行うことで、お客様の開発力向上に貢献しています。

AIと品質の両立で次世代開発を支える

近年、生成AIやAIエージェントの進化により、開発現場では省力化やスピードの向上が一層求められるようになっています。こうした変化に対して、長年プロセスが変わらず、改善の機会を逃している現場にも多く直面してきました。品質を守ることが目的であるはずのプロセスが、いつの間にか変化を拒む理由になってしまっている状況もあります。
私は、これまでの品質を維持するという軸を大切にしながらも、現場が前向きに改善へ取り組めるような柔軟で実践的なプロセスをともに築いていきたいと考えています。変化を味方につけ、次世代の開発にふさわしい環境づくりをご支援していきます。

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