業界は違えども、本質は変わらない
航空・鉄道分野の開拓に挑む
Kosuke Konishi
シニア・ディレクター

Volkswagen認定SQIL
セーフティクリティカルな業界における豊富な経験
私は大型車メーカーで電子制御トランスミッションシステム開発とテスト環境構築に携わった後、これからは技術者も英語が必要だと考え、アメリカでの語学留学とインターンシップを経て、帰国後、設立したばかりの外資系ツールベンダーの日本法人で、テストシステム構築と提供に携わりました。その後CAEツールベンダーで認証に特化したモデルベース開発手法ツールを航空・鉄道・自動車業界などのセーフティクリティカルな業界に提供し、コンサルティングやサポートを行ってきました。 しかし、ツールベンダーの立場で実施できるプロセス改善や機能安全対応には限界があることを感じ始め、その限界を超えてお客様を支援できる立場としてコンサルタントを志すようになりました。そこで、数々のコンサルティング会社の中でも、Automotive SPICEというほかにはない武器を持っているBiz3を選びました。
英語を強みとして国際的な企業を担当
入社後、私はある自動車メーカーの社内文書をAutomotive SPICEの観点でレビューする業務を担当しました。ツールベンダーにいた頃は、「ツール」という文字通りの道具がありましたが、今は自分の経験やアイディアを商品としてストーリー立てし、具体的な形にしていく必要があり、困難ながらも成長を感じているところです。 そして現在、私は英語でコミュニケーションができるコンサルタントとして、日本とドイツの両方に組織を持つ国際的なサプライヤーを担当し、同社で初となる機能安全対応プロジェクトを支援しています。この業務を通じて感じているのは、プロセスなどの仕組みづくりは、やはり日本より欧州の方が得意だということ。間違いなく、今後の日本でもグローバル基準のプロセス対応のニーズは増えていくでしょう。
自動車以外の産業でも本質は変わらない
前職で航空機や鉄道など、自動車以外の業界も経験してきた私は、当社の新しい事業分野を切り拓くというミッションも担っています。Biz3が強みを持つAutomotive SPICEは自動車業界を対象にしたものではありますが、航空機や鉄道にも国際規格があり、その本質は業界に限らず共通するものです。 例えば航空機業界であれば、ボーイングやエアバスの機体メーカーの開発プロジェクトに参画したいと考える日本メーカーは多いものの、認証取得経験やモデルベース開発手法による効率化、言語力不足などが足かせになっています。ですが当社であれば、そうした点においても支援が可能です。現在、私以外のコンサルタントも航空や鉄道のコンサルティングができるようにパッケージをつくりあげようと取り組んでおり、当社の事業の新たな柱として期待されています。