コンサルタント紹介

実現できる支援
テクニカル・ディレクター
一つのミスも許されない環境で得た通訳スキル
前職では、航空保安大学校で航空管制通信官として国際線航空機との通信業務に従事し、緊急連絡や定点報告など、一瞬のミスも許されない環境で鍛えられました。業務の厳しさに向き合いながらも、自分が心から望んだ仕事に誇りを持ち、毎日が充実していました。しかし、GPSの普及により音声通信の重要性が薄れたことを機に、「人の言葉で伝える」ことに軸を移し、2008年に弊社へ入社。自らのコミュニケーションスキルを活かし、コンサルタント通訳として新たな道を歩み始めました。

無駄をそぎ落とした通訳で会議の成果を最大化
入社当初は外国人コンサルタントとお客様との間の会議通訳を多く担当し、その後はTier1サプライヤーとOEM間のアセスメント通訳や技術会議通訳にも関わるようになりました。Automotive SPICEアセッサー向け世界最大の国際会議であるVDA Automotive Sys Conferenceや日本SPICEネットワーク主催の国際会議で同時通訳を任されるなど、専門性の高い領域でも経験を重ねています。
通訳は単に言葉を置き換えるのではなく、「相手の意図を正確に伝えること」が本質です。そのためには基礎知識の習得も欠かせません。Automotive SPICEアセッサー研修のみならず、機能安全・サイバーセキュリティに関する社内外の研修に積極的に参加し、通訳の質そのものが会議の成果を左右することを意識して、常に現場目線での改善と準備に努めています。そのため会議やアセスメントでの目標・目的が達成され、「ぜひ次回も南保さんにお願いします」と指名でお声掛けいただけると、通訳者冥利に尽きます。

AI時代にも、人にしかできない役割を磨き続ける
AI翻訳やリアルタイム字幕が進化し、誰もが多言語でやりとりできる時代となりました。しかし、伝えたつもりでも相手に正しく伝わらず、誤解や混乱が生まれる場面は少なくありません。通訳が第三者として介在することで、状況を客観的に把握し、「説明が不足しているようです」といった助言を挟むことも双方の許可を得られれば可能になります。また、必要に応じて文化や業務習慣の違いを補足し、誤解を解くことも可能です。私は、こうした人ならではの支援が、これからの通訳にますます求められると感じています。
だからこそ常に最新の知識を学び続け、より簡潔で明瞭、そしてお客様のビジネス目標の達成に寄与する通訳ができるよう研鑽を重ねてまいります。